【洗濯110番】洗濯のこまった!をチームバルコが解決します 前編

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【洗濯110番】洗濯のこまった!をチームバルコが解決します 前編【洗濯110番】洗濯のこまった!をチームバルコが解決します 前編
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暮らしのスタイルによって、洗濯のお悩みもそれぞれ。

日々の洗濯はおっくうだけど生活に欠かせないことだから、ストレスなく、できたらちょっと楽しんでもらいたい。
洗濯のコツやポイントをもっと知ってもらえたら、自宅やランドリーでの洗濯がすこし快適になるはず。

そんな思いから、みなさまの洗濯・ランドリーにまつわる困りごとやお悩みを募集して、チームバルコがお答えすることになりました。

今回いただいたお困りごとには、Baluko Laundry Place 代々木上原 店長の岡田がお答えします。
前編は日常の洗濯に対する困りごと、後編はランドリーにまつわる困りごと、の2回にわけてお届けします。

こまった1:きれいなはずの洗濯物のにおい

やっぴさん  
「汗をかいた衣類や雨に濡れた衣類を洗うときは気をつけていますが  
日常着や下着など、いつも洗っているのにいつのまにかなんか臭うようになってしまうのが、どうしてなのか気になります。  
そして、そうならないような対策があるのか知りたいです」


岡田:「洗濯したはずの衣類からなんだかいやな匂いがすることありますよね。匂いの一番の原因はモラクセラ菌を代表とする雑菌です。

雑菌は洗濯の時に残った洗剤カスや取り切れなかった汚れなどを餌に繁殖し、洗剤への耐性があるため日常の洗濯では死滅できません。そんな雑菌たちも60度以上の熱を加えると死滅させることができるので、においが気になるときは乾燥機利用がおすすめです。

また、モラクセラ菌を代表とする雑菌は、洗濯後濡れたまま5時間を超えるとかなり増殖してしまいます。濡れた衣類を放置しないこと、雑菌が繁殖しないよう、汚れを取りきることがポイントです」
 
【洗濯物のにおい対策には】
・しっかり汚れを落とす
・洗濯前の衣類は通気性の良い洗濯かごで保管(洗濯槽で保管はNG)
・洗濯後の衣類を放置せず、すぐに干す・乾燥させる
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こまった2:しつこい黄ばみと泥汚れ

なごみさん
「季節ものをしまう時しっかりお洗濯したはずなのに、次のシーズンになると襟元や脇にうっすら黄色いシミがあることがあります。
しまう前の洗濯では真っ白になっていて気づかないので次シーズンがっかりすることがあります。
あと次シーズン着ようと思った時に臭い戻りがある時もあります。
どちらもしまう時に前触れ等見極められるか知りたいです」


岡田:「黄ばみは、取り切れなかった皮脂汚れが空気に触れて酸化し変色することから起こります。とはいえ、変色前の皮脂汚れに気づくことは難しいので、シーズンオフの衣類をしまう前の「しまい洗い」が大切です。

衣替えの前に、酸素系漂白剤で襟元や脇下など皮脂汚れが溜まりやすい部分をつけ置いてから洗濯すると安心です。ご質問であったような、衣類に残ってしまた汗の解消にも効果がありますよ」

【衣替えのときに黄ばみ対策を】
・粉末の酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)とお湯を用意
・酸素系漂白剤の商品に記載された「つけ置き洗い」の配分で40度ほどのお湯に溶かし、30分ほどつけ置き
・30分ほどたったら簡単に水で濯いで、洗濯機でいつも通り洗濯する
 

mimiさん
「ポロシャツの襟の汚れ、ワイシャツのようにゴシゴシしたら伸びたり生地が毛羽立ちそうででも結構茶色が染み付いてます。
生地を痛めずキレイにする方法ありますか」


岡田:「襟元は皮膚としっかり密着するので皮脂がつきやすく、汚れが目立つ部分です。生地の痛みを抑えて洗いたいときはしっかり洗剤を浸透させ、優しい力でもみ洗いしましょう」

【襟汚れはじっくりもみ洗い】
・40度ほどのお湯に襟部分を漬けてぬらす
・食器用洗剤を襟部分に塗り、汚れ部分をもんでなじませる
・30分ほど置いて汚れが柔らかくなったら再度もみ洗いしから水で濯いぎ、洗濯機でいつも通り洗濯する

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まるさん
「息子が野球をしています。
黒土は普通に洗濯しても汚れがとれないので、もみ洗いや専用スポンジを使ったりしていますが、少しでも洗濯が楽になれないかなと思っています」


岡田:「水にも油にも溶けない土などの不溶性の汚れは、物理的な力を加えて擦り落とすしか方法がありません。泥汚れ専用洗剤や洗濯用ブラシを使用するのがおすすめです。

泥汚れに限らず、すすぎは洗濯の工程の中でもかなり大切です。すすぎをしっかりと行うことで、繊維の汚れや洗剤残りの対策にも。汚れがとくに付着している洗濯物の場合は、2〜3回のすすぎを行うことをおすすめします」
 

こまった3:よれよれTシャツ

ケズさん
「Tシャツの首回り、袖回り、胴回りのよれに悩んでいます。よろしくお願いします」

岡田:「Tシャツがよれてしまうのは、洗濯時や着脱時に、生地が引っ張られることにより、繊維が横に引っ張られ、編んでいる箇所に隙間ができてしまい縦糸が余ることが原因。よれてしまったTシャツにはスチームアイロンがおすすめです」
 

【よれよれTシャツにはスチームアイロンを】
①よれている部分を、縦方向にひっぱり形を整える。
②スチームアイロンを衣類にふれるかふれないかくらい浮かし、垂直に当てる。


岡田:「この時、通常のアイロンがけのように横向きにかけると横に生地が広がるため、横向きにはかけないように注意が必要です」
 
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こまった4:洗い上がりの衣類にほこりが...

なおさん
「いつも色分けして洗濯しているのですが、黒い服の洗い上がりに埃か洗剤のような塊がついてしまいます。黒い服をきれいに洗うコツを教えて欲しいです!」


岡田:「せっかくきれいに洗濯したのに、洗い上がりにほこりや糸くずがついていると、なんだかすっきりしないですよね。洗い上がりの衣類が白くなっている場合は、洗剤かすの付着かフィルターや洗濯機内のほこりの付着が原因です。黒い服は洗剤かすの付着がわかりやすいのですが、もしかしたら黒い服以外にも残っている可能性も。

洗剤かすが残る原因は、洗剤・柔軟剤の入れ過ぎかすすぎ不足。洗剤の規定量を守ること、すすぎ不足にならないようにすすぎは2回以上行うのがポイントです。

洗剤かすは雑菌の繁殖や変色などの原因にもつながるので、1ヶ月に1回は洗濯機を洗濯槽クリーナーで掃除するなど、洗濯機の定期的なメンテナンスを。

定期的に洗濯機の掃除をしているのにほこりや糸くずがついてしまうときは、糸くずがでやすいもの、タオルなどの毛足が長いものはほかの洗濯物と分けて洗濯するようにしましょう。糸くずが目立ちやすい衣類(濃色のもの)はネットに入れて洗濯すると、ほこりや糸くずが付きにくくなりますよ」


【すっきりきれいに洗濯するために】
・洗剤・柔軟剤は規定量を守って入れる
・すすぎ不足にならないように、すすぎ2回のコースを使う
・洗濯機は1ヶ月に1回定期的なメンテナンスを
・洗濯前には衣類の仕分け、上手なネット活用
 

こまった5:じめじめ部屋干し

ナツメッグさん
「ワンルームのため、干すスペースの確保が難しいです。
また部屋が狭く、早く乾燥してもらわないとなんにもできず雨の日や寒い日は困ります。
基本的にはバルコさんを利用してますが、これから夏に向かい洗濯物が増えるので、早く乾かすコツなど教えてほしいです」


岡田:「梅雨の時期やまとめ洗いの部屋干しは、なかなか乾かなくて困りますよね。そんな時は洗濯物を干す前に、ばさばさと軽く振ってから干すと、余計な水分が飛んで少し早く乾きますよ。振ることで繊維がほぐれてシワも軽減します。

湿度が高いと洗濯物がなかなか乾かないので、早く乾かすにはとにかく風通しをよくすることが大切です」

 

【じめじめ部屋干しをからっと仕上げに】
・サーキュレーターや扇風機を利用し、風通しUP
・干す時は洗濯物がくっつかないように間隔を広げる
・乾きにくい梅雨の時期だけは、一気に洗わず、少量ずつ洗濯する

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たくさんのご回答、ありがとうございました。
すべてのお悩みにお答えできず申し訳ないですが、少しでもお役にたてればうれしいです。

次回、後編ではランドリーにまつわる困りごとにお答え予定です。お楽しみに。


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