[Baluko活用術]お気に入りを長く大切に着たいから。ダウンジャケットのメンテナンス
寒い冬に大活躍のダウンジャケット。 お気に入りのダウンジャケットや、コートの下に着ていたインナーダウンも、次の冬にも活躍してもらいたい。 「ドライクリーニングに出さないと」と思われがちなダウンジャケットの多くは、実はコインランドリーでも洗えます。 今回は、お気に入りのダウンジャケットを洗う前に注意すること、洗濯のポイントについてお届けします。 こまめなメンテナンスで、ダウンジャケットがすっきりふわふわに。
まずは洗う前にチェック
まずは洗えるダウンジャケットかチェック。
基本的には水洗い不可・タンブル乾燥不可のマークがなければ、洗濯OKです。
✔︎中身が羽毛(ダウン/フェザー)
✔︎生地がポリエステルまたはナイロン
✔︎キルティング加工がされている
こんなものは注意が必要です
・ダウンジャケットの縫い目をなくした「シームレスダウン」などボンディング加工のもの
スマートな見た目から人気のシームレスダウン。
特殊な樹脂で圧着加工を施しているため、洗濯により圧着部分が剥がれてくる可能性が高く、ランドリーやご自宅での洗濯はおすすめしません。
・エンブレムやプリントのあるもの
熱に弱く、エンブレムやプリントの破損の危険があるため、注意が必要です。
・皮やファーの装飾が外れないもの
小さいパーツであっても革製品は水洗いすると縮んだり、質感が大きく変わったりしてしまうので専門店でのクリーニングをおすすめします。
上記の素材のダウンはクリーニングのプロにおまかせが安心です。
表のファスナーは閉める&裏返しでトラブル減
洗濯前に、表のファスナーは閉め、ポケットや細部のファスナーは開けてしまいます。
表のファスナーを開けたままだと洗濯中に他のパーツや洗濯機内に引っかかってしまう可能性があるため。ポケットなどはファスナーを閉めてしまうと脱水時に水が抜けにくいため、このようにします。
洗濯中、表になっている側は摩擦を受けやすいので、摩擦を最小限にしたいときは裏返しで洗濯するとトラブル防止に。ストラップなど引っかかりやすい装飾品がある場合は、ネットに入れるか、裏返しで洗濯すると安心です。
ダウンジャケットの襟や袖などに気になる汚れがある場合は、洗濯機に入れる前に洗濯洗剤と水を1対1で薄めた液を作り、気になる部分にスプレーして15分ほど時間をおくと良いですよ。(「プレウォッシュ」と言います)
ダウンジャケットを洗う準備が整ったら、「標準コース」または「スタンダードコース」で洗濯スタート。
洗濯乾燥コース+追加乾燥でふわふわに
洗濯乾燥が終わったら シワ防止のためすぐにダウンジャケットを取り出しましょう。
ポケットの部分など水分が残っていないかしっかりチェック。羽毛がダマになってしまっている箇所があれば両手で挟み、軽く叩いてほぐしてから乾燥機で10分程度追加乾燥してください。
羽毛の偏りが気になるときは、ダウンの肩を持って勢いよく上下に振ると偏りが低減しますよ。
▼ダウンジャケットの洗い方は動画でもご紹介しています。
クリーニングに出すか悩んだときは
クリーニング店とコインランドリーの違いはプロにおまかせできるかどうかだけでなく、「洗い方」が異なります。
クリーニング店で利用できるのは大きく分けて2つ。
有機溶剤を使用した「ドライクリーニング」と水と洗剤で洗う「ウェットクリーニング」です。この内「ウェットクリーニング」はコインランドリーと同じ洗い方。
一方、ドライクリーニングは水を使わないため、乾燥時間が短くて済むほか、油汚れをよく落とすことができます。一方で汗など水溶性の汚れを落としにくいのが特徴です。
仕上がりまで数日預ける必要があるクリーニング店と違い、コインランドリーは1時間半ほどで持ち帰ることができ、比較的安価で洗濯ができるのもメリットです。
コインランドリーがおすすめ
・今週着るダウンジャケットを洗いたい
・汗汚れをスッキリと洗いたい
・何枚もあるのでできるだけ安く洗いたい
クリーニング店がおすすめ
・ファンデーションなど油汚れが気になる
・洗えるかどうかわからないのでプロに任せたい
・シミ抜きなどのサービスを使いたい
汗や汚れが気になる、また手軽にダウンジャケットをメンテナンスしたい。
そんなときはランドリーでダウンジャケットの洗濯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
来年の冬も大切に着たいから、今年の冬はきちんとダウンジャケットのメンテナンス。
お気に入りのダウンジャケットで、来年の冬も暖かく。